2011年07月06日

近況報告:大学院の中間発表

このところブログの更新が滞っています。その事情をいくつかご説明しておきたいと思います。
まずは、先日開かれた大学院の中間発表ですが、今回は、「経済学者、猪間驥一のたどった道とその人口問題・植民地問題認識」というタイトルで、猪間の生涯について一度きちんと話しておきたいと思ったことと、そこに私の研究がどこまで進んでいるかを付け加えれば、まとまったものになるのではないかと考えたためでした。
猪間の書いた『経済図表の見方描き方使い方』(1926年)、『日本経済図表』(1930年)、『世界経済図表』(1931年)、『日本人の海外活動に関する歴史的調査』(1950年)等の著書(これらは皆、明学の図書館にあるものですが)、また、巡回産婆の研究を始めて間もない頃つくった、1920年代の産婆養成所、産婆のいでたち、産院、民間の小児保健所、哺乳瓶、日本初の粉ミルク、出産育児関連の広告、雑誌等の写真・イラストの他に図表等を収めたファイル集を用意して、これで何とかなるかなと期待していたのですが…。
発表の出来栄えからすると、散々な結果に終わったということになりますが(人前で話すのが、自分でも情けなくなるほど下手だということを再確認させられ、こうなるともう、そういう機会を極力避けるしかないのかとまで考えました…)、ただこの日、10名を少し超えるぐらいだったのか、聞いてくださった方々の中に何名か、猪間にとても興味を持ってくださった方があり、いろいろな質問をしてくださったのが、私にはとても励みになりました。
さらに、もう一つ成果がありました。「猪間のたどった道」というは、「猪間の評伝」を要約したものですが、この作業に意外に時間がかかり、そのたいへんさというのが、10数万字あるものを数千字に省略しなければならないというたいへんさなのですね。作業の途中から考えていたことなのですが、これを2万字くらいにするのであれば、簡単なことではないかと思えてきたのです。
いま書かなければならない論文があって(これについては次回書きます)、そのあとになると思いますが、「猪間評伝抄」というものをブログにシリーズ化して書いていくことを計画中です。
自分自身が細かな年号とか名前とか参照するのにも便利ですし、以前、書いたことの訂正も兼ねられるので、私にとっては一石二鳥(のはず)です。
ラベル:猪間驥一 評伝
posted by wada at 14:25 | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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